車両の選定

 

未だ当社で建造していない、認知度の高い片運転台制御電動車、屋根上に集電装置搭載

この条件にあてはまる車両の新素材による建造を公開する事に踏み切った。その根拠は

 

1・二度も三度も同じ車両を作っては彩りに欠ける。

2・誰もが知っている車両でなければ意味がない。

3・一両で前面・妻面の作り方が解説できる。

4・パンタグラフの作り方が解説できる。

 

この4点である。

 

また、今回は建造方法を公開するということで、建造する車両を選定する際に

初心者にも比較的建造のし易い四角い車体(流線型などはもってのほか)とし、

扉や窓、その他の細部が特殊な形態ではない、ありふれた作りをしている車両

という条件を考慮した。

応用して、他の車両が作れるようにという配慮である、自分で言う事ではないが。

 

その車両とは…

長野電鉄新OSカー

「知らん!」と言うな! 「知らん」と!!

 

建造する車両選びだが、やはり「自分が一番好きな車両」から作るべきだと思う。

大して好きでもない車両を「作り易そうだから」とか「作って奴に売る」とかいう

邪な理由で作っては、まず完成しない。気が乗らないからである。

それに、電車のぬいぐるみを売って稼ごうと思わない方がいい。

建造に慣れれば一晩で完成にまで至るが、私の電車ぬいぐるみの

最高売却金額は1000円である(名古屋急行譲渡車EF64−1000)。

また売るのは友人になるのだろうから、あげるつもりで渡すのがよい。

ちなみに私は「この電車のぬいぐるみ、いくらですか?」と聞かれたときは

売却先との親密度などにより額は上下するが、だいたい500円で売った。

車両を譲渡して、お礼にと模型の部品が来たときもある。

また「○○系のぬいぐるみを作って!」と依頼があっても、その車両が

どうしても好きになれない、技術的に無理な場合は丁重に断った方がよいだろう。

そして、あくまで「趣味」と割り切ってやるべきである。

 

次へ