川崎市の桜川公園(桜橋停留所下車)で保存されている川崎市電702を見てきました。状態は良好!

 

誰も欲しがらないであろう床下資料

 

幅の広さがわかるだろうか?川崎市電は京浜大師線と直通運転する計画で、その為か新造車両は幅広に作られた。

 

一般的には、この世代の路面電車の主幹制御器は直接制御の為、大型である。
しかし川崎市電700型は、ご覧の通り小型な間接制御器である。
抵抗制御の路面電車の多くが直接制御、つまり主幹制御器(左側レバー)で直接モーターを制御する方式がとられた。
路面電車衰退期(昭和30〜40年代頃か)、高速電車に用いられている、主幹制御器の指令を別に設けた制御器に伝え
モーターを回す間接制御が流行したが、コントローラーの操作からモーターの回転までのタイムラグが現場には嫌われ
各社局の間接制御車は直接制御に改造された。しかし川崎市電では間接制御の車両は間接制御のまま廃車になった。
京浜大師線直通の夢が、そうさせたのだろうか…。

 

下側に転がっている丸いのに注目!

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